限界研blog

限界研の活動や記事を掲載します。

『ユリイカ』スターウォーズ特集に限界研メンバーが寄稿!

12月28日発売の『ユリイカ 2016年1月号 特集=『スターウォーズ』と映画の未来―あるいはYouTube以降の映画史』に限界研メンバーが寄稿しています!ユリイカ 2016年1月号 特集=『スターウォーズ』と映画の未来 -あるいはYouTube以降の映画史-作者: J…

限界研編『ビジュアル・コミュニケーション 動画時代の文化批評』が紀伊国屋じんぶん大賞2016候補作にノミネート&電子書籍化!

ビジュアル・コミュニケーション――動画時代の文化批評作者: 限界研,飯田一史,海老原豊,佐々木友輔,竹本竜都,蔓葉信博,冨塚亮平,藤井義允,藤田直哉,宮本道人,渡邉大輔出版社/メーカー: 南雲堂発売日: 2015/09/30メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含…

島田荘司監修『本格ミステリー・ワールド2016』にて限界研メンバーが寄稿!

12月18日発売の島田荘司監修『本格ミステリー・ワールド2016』にて、限界研メンバーが座談会、レビューを寄稿しています。本格ミステリー・ワールド2016作者: 島田荘司出版社/メーカー: 南雲堂発売日: 2015/12/16メディア: ムックこの商品を含むブロ…

「「距離」と「親密さ」 ―濱口竜介監督旧作上映に寄せて―」

「距離」と「親密さ」 ―濱口竜介監督旧作上映に寄せて― 冨塚亮平 本稿では、『ビジュアル・コミュニケーション』に寄稿させていただいた拙論「世界は情報ではない 濱口竜介試論」の内容と、濱口作品の上映情報について簡単に紹介します。 1第六十八回ロカル…

「防犯/監視カメラの映画史ーー風景から環境へ」

「防犯/監視カメラの映画史ーー風景から環境へ」海老原豊『ビジュアル・コミュニケーション』に収録した「防犯/監視カメラの映画史ーー風景から環境へ」は、どのようなものか?この論考は、防犯/監視カメラが出てくる映画をたどる通史。1 そもそもそのカ…

『ビジュアル・コミュニケーション』と「インディー・ゲームの美学」について

『ビジュアル・コミュニケーション』と「インディー・ゲームの美学」について 藤田直哉限界研で、『ビジュアル・コミュニケーション 動画時代の文化批評』という共著を刊行しました。ビジュアル・コミュニケーション――動画時代の文化批評作者: 限界研,飯田一…

「ポストメディウム」の映画/映像論

本稿では、私が実質的な責任編集を務めた『ビジュアル・コミュニケーション』の趣旨を踏まえて、今日の映画を含む文化状況とそこでの批評の機能、そして拙論の内容について、簡単に紹介します。ビジュアル・コミュニケーション――動画時代の文化批評作者: 限…

揺動メディア、入門書、ルック批評

はじめまして、佐々木友輔と申します。映像作家・企画者を名乗り、各所で映画上映や展覧会運営、執筆活動をおこなっています(11月21、22日には新宿で新作上映がありますので、ご興味を持たれた方はぜひご覧下さい。このたびは、編者の渡邉大輔さんのお誘い…

『ビジュアル・コミュニケーション』刊行記念トークイベント開催

限界研の最新評論集『ビジュアル・コミュニケーション 動画時代の文化批評』(南雲堂)が出版されました!ビジュアル・コミュニケーション――動画時代の文化批評作者: 限界研,飯田一史,海老原豊,佐々木友輔,竹本竜都,蔓葉信博,冨塚亮平,藤井義允,藤田直哉,宮…

最新評論集『ビジュアル・コミュニケーション――動画時代の文化批評』(南雲堂)が、Amazonで予約開始

限界研の最新評論集『ビジュアル・コミュニケーション――動画時代の文化批評』(南雲堂)が、Amazonで予約開始になりました!ビジュアル・コミュニケーション――動画時代の文化批評作者: 限界研,飯田一史,海老原豊,佐々木友輔,竹本竜都,蔓葉信博,冨塚亮平,藤井…

『ジャーロ』最新号に藤田直哉&海老原豊

ジャーロ 54号 夏号 (光文社ブックス)作者: ジャーロ編集部出版社/メーカー: 光文社発売日: 2015/06/15メディア: ムックこの商品を含むブログ (4件) を見る特集は、「われわれがいるのは天国か、実験室か──サイバー・ミステリー最前線」。 藤田直哉が評論「…

藤田直哉の批評的転向…? 笠井潔×藤田直哉『文化亡国論』の右傾エンタメ論

藤田直哉の批評的転向…? 笠井潔×藤田直哉『文化亡国論』の右傾エンタメ論笠井潔×藤田直哉『文化亡国論』(響文社)文化亡国論作者: 笠井潔,藤田直哉,仮面女子出版社/メーカー: 響文社発売日: 2015/04/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブロ…

藤田直哉・竹本竜都のトークイベント

限界研の藤田直哉が笠井潔との対談本『文化亡国論』出版を記念して、トークイベントを開催します。文化亡国論作者: 笠井潔,藤田直哉,仮面女子出版社/メーカー: 響文社発売日: 2015/04/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (10件) を見る…

笠井潔×藤田直哉『文化亡国論』評――ホールデン少年と殺し合う系の僕ら

笠井潔×藤田直哉『文化亡国論』評――ホールデン少年と殺し合う系の僕ら 旭秋隆文化亡国論作者: 笠井潔,藤田直哉,仮面女子出版社/メーカー: 響文社発売日: 2015/04/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (10件) を見る笠井潔・藤田直哉『文…

藤田直哉×笠井潔、新刊『文化亡国論』

笠井潔×藤田直哉の新刊『文化亡国論』(響文社)がついに発売!! 文化亡国論作者: 笠井潔,藤田直哉,仮面女子出版社/メーカー: 響文社発売日: 2015/04/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (10件) を見る 新刊記念トークイベントが、ゲ…

藤田直哉講演会&週刊SFマガジン

松戸市文化芸術振興講演会 平成26年度文化芸術振興講演会の開催〜地域アートからサブカルチャーについて〜に藤田直哉が登壇します。 概要 今回の講演会は、第1部では、日本全国いたるところで「現代アート」を中心とした「地域アートプロジェクト」が地域活…

『前衛のゾンビたち 地域アートの諸問題』制作日誌

限界研の藤田直哉が編著『前衛のゾンビたち 地域アートの諸問題』(堀之内出版)の制作日誌をウェブで公開しています。これは同タイトルの『すばる』2014年10月号掲載論文が喚起した議論を概括するものです。藤田直哉はじめ、美術作家、批評家、社会学者、美…

渡邉&小森の評論が本格ミステリ大賞評論・研究部門の候補に選ばれました

限界研の渡邉大輔が、昨年『ユリイカ 総特集◎シャーロック・ホームズ』(8月臨時増刊号)に寄稿した評論「情報化するミステリと映像−−『SHERLOCK』に見るメディア表象の現在」が、第15回本格ミステリ大賞評論・研究部門の候補作に選ばれました。ユリイカ 201…

トークイベント&書評 そして・・・!

「前衛のゾンビたちーー地域アートの諸問題」(『すばる』2014年10月号)で現代芸術批評に踏み込んだ藤田直哉が、アートシンポジウム「生活者としてのアーティスト」に登壇します。また、海老原豊がcakes上の『週刊SFマガジン』にサミュエル・R・ディ…

『ユリイカ 特集*森博嗣』

限界研メンバーが『ユリイカ 特集*森博嗣』に寄稿しています。ユリイカ 2014年11月号 特集=森 博嗣 -『すべてがFになる』『スカイ・クロラ』から『MORI LOG ACADEMY』まで・・・クラフトマンの機知作者: 森博嗣,清涼院流水,杉江松恋,荻尾望都出版社/メーカ…

佐々木敦×藤田直哉トークイベント「虚構内存在の存在論」@東京堂書店(2014年10月17日) その4/4

あなたは今、この文章を読んでいる。:パラフィクションの誕生作者: 佐々木敦出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2014/09/13メディア: 単行本この商品を含むブログ (18件) を見る虚構内存在――筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉作者: 藤田直哉出版社/…

佐々木敦×藤田直哉トークイベント「虚構内存在の存在論」@東京堂書店(2014年10月17日) その3/4

佐々木敦『あなたは今、この文章を読んでいる。』が生まれた文化状況を振り返る中で、藤田直哉「前衛のゾンビたち」の重要性が見えてくる。 あなたは今、この文章を読んでいる。:パラフィクションの誕生作者: 佐々木敦出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発…

佐々木敦×藤田直哉トークイベント「虚構内存在の存在論」@東京堂書店(2014年10月17日) その2/4

(承前)次は『あなたは今、この文章を読んでいる。』から少し離れて、この本が書かれるに至った文化状況の確認がなされた。 あなたは今、この文章を読んでいる。:パラフィクションの誕生作者: 佐々木敦出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2014/09/…

佐々木敦×藤田直哉トークイベント「虚構内存在の存在論」@東京堂書店(2014年10月17日) その1/4

佐々木敦が『SFマガジン』で連載していた「パラフィクション論序説」をまとめた『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版)が出版された。メタフィクション、そしてパラフィクションとフィクション論を展開する佐々木敦に、『虚構内存在』…

【日本SFサイシン部09】実に久しぶりであるシーナさんのガッツリSF――椎名誠『埠頭三角暗黒市場』(講談社)

最新の日本SF(出版されて、せいぜい半年以内)の最深部に迫る! 書評コーナー。 今回は2014年6月発売の椎名誠『埠頭三角暗黒市場』(講談社)。「小説現代」に2010年から2012年にかけて連載されたものがもとになっている。椎名誠は『アド・バード』で1990…

藤田直哉がトークイベント「虚構内存在の存在論」に出演

『虚構内存在』の藤田直哉。虚構内存在――筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉作者: 藤田直哉出版社/メーカー: 作品社発売日: 2013/01/31メディア: 単行本購入: 14人 クリック: 444回この商品を含むブログ (28件) を見る『あなたは今、この文章を読んでいる。』…

藤田直哉『文學界』『すばる』に寄稿

限界研の藤田直哉が『文學界』『すばる』に寄稿しました。『文學界』2014年10月号 文学界 2014年10月号 (文學界)出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/09/05メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る 「超虚構の果てに──筒井康隆論」藤田直哉藤田…

【再録】柴幸男の演劇のリアル――分離した心と身体、反復し続ける一回性

芸術諸ジャンルはそれぞれのリアリズム(写実主義)を持つ。絵画においても、文学においても、演劇においても、時代と場所を問わず「ほんもの」を追求しようとするプラントン主義的な行為は、必然的に特定の技法と連動し作品という結晶を生み出してきた。二…

演劇論「その後の柴幸男」ーー『わが星』から『わたしの星』へ

1 「リピートからリスタート」だったのか?本稿は「その後の柴幸男」として、『わたしの星』(2014年、三鷹芸術劇場)を論じたい。「その後」とは「どの後」かといえば、『テトラポッド』(2012年、あうるすぽっと)以降だ。私は、限界blogで書いたレビュー…

【日本SFサイシン部08】超時間×超種族=二次創作的コミュニケーション――小川一水『コロロギ岳から木星トロヤへ』(ハヤカワ文庫JA)

最新の日本SF(出版されて、せいぜい半年以内)の最深部に迫る! 書評コーナー。 今回も「せいぜい半年以内」の縛りを逸脱。先月、筑波で行われた日本SF大会「なつこん」で発表された第45回星雲賞で2014年日本長篇部門に輝いた小川一水『コロロギ岳から…