蔓葉
作家になりたい。なかでもミステリ作家になりたい。 そう思うミステリファンは、今も少なくないと思います。 なにを隠そう、僕もそうしたミステリファンのひとりでした。 今では、ミステリの評論をちらほら書くという立場になっておりますが、心のどこかでそ…
文責:蔓葉信博男が男を解放するために 非モテの品格・大幅増補改訂版 (ele-king books)作者:杉田 俊介PヴァインAmazon 現代社会における「男性ということ」の問題は、さまざまな場面で表出している。雇用問題や男女間、はたまな家庭環境や趣味の領域まで、…
Togetterにて、げんかいくんがまとめた実況ツイートがまとめられています。 どうぞご参照ください。 togetter.comまた、あらためてご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
こんにちは、『プレイヤーはどこへ行くのか』の執筆者のひとりである蔓葉です。昨年末に発売されました『プレイヤーはどこへ行くのか』は比較的好評をいただいているようで、もっともなご批判をいくつか拝読しました。この論集のように執筆者が手探りで調べ…
限界研メンバーが『ユリイカ 特集*森博嗣』に寄稿しています。ユリイカ 2014年11月号 特集=森 博嗣 -『すべてがFになる』『スカイ・クロラ』から『MORI LOG ACADEMY』まで・・・クラフトマンの機知作者: 森博嗣,清涼院流水,杉江松恋,荻尾望都出版社/メーカ…
限界研メンバーの直近の仕事です。山川賢一・奥村元気編『Fate/Plus 虚淵玄 Lives 〜解析読本』(河出書房新社)に藤田直哉・飯田一史が寄稿しています(インタビューも担当しています)。Fate/Plus 虚淵玄 Lives 〜解析読本作者: 山川賢一,奥村元気出版社/…
限界研の蔓葉信博が2013年12月号の『ミステリマガジン』(「あまちゃん」特集!)のライトノベル評で田代裕彦の『魔王殺しと偽りの勇者1』を取り上げました。 ミステリマガジン 2013年 12月号 [雑誌]作者: 早川 浩出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/10/…
限界研の蔓葉信博が『ミステリマガジン』(2013年6月号)にラノベ評を寄稿しました。ミステリマガジン 2013年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/04/25メディア: 雑誌この商品を含むブログ (4件) を見る とりあげる本は米倉あきら『インテ…
限界研の蔓葉信博が『ミステリマガジン』(2013年 04月号)にライトノベル評を書きました。ミステリマガジン 2013年 04月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/02/25メディア: 雑誌 クリック: 9回この商品を含むブログ (9件) を見るとりあげた作…
限界研の蔓葉信博が最新号の『ミステリマガジン』に山形石雄さん『六花の勇者3』の書評を書いております。ミステリマガジン 2013年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/12/25メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (…
今月18日に発売される「本格ミステリー・ワールド2013」にて限界研会員が各種座談会に参加し、複数小論を寄稿しております。 座談会については多数の参加のため、リスト形式でご紹介します。 読者に勧める黄金の本格ミステリー 小森健太朗×つずみ綾×二階堂黎…
先だって、月村了衛『機龍警察 自爆条項』とともに日本SF大賞を受賞した『盤上の夜』。だが、本書はミステリとして読んでも十分面白い作品なのだ。 しばしばミステリではない作品を「ミステリとして読む」ということは、評者のひいき倒しになってしまう。…
対話型トークイベント「Biri-Bire酒場」にて、『21世紀探偵小説』刊行記念イベントとして10月9日に開催した限界研の「ミステリの批評がこんなに楽しいわけがない」のトークイベント映像が、下記アドレスにて公開されています。無料版と有料版の二種類があり…
会員の蔓葉信博が「ミステリマガジン 特集:ミステリが読みたい!2013年版」の国内篇本格総括欄を執筆しました。ミステリマガジン 2013年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/11/24メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブ…
「東西ミステリーベスト100」に会員の蔓葉信博がライトノベルコラムを書きました。週刊文春臨時増刊 東西ミステリー ベスト100 2013年 1/4号 [雑誌]出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/11/21メディア: 雑誌購入: 7人 クリック: 145回この商品を含むブロ…
『ユリイカ 2012年12月臨時増刊号』 総特集†永野護 『ファイブスター物語』の普遍、『花の詩女 ゴティックメード』の衝撃ユリイカ2012年12月臨時増刊号 総特集=永野護 『ファイブスター物語』の普遍、『花の詩女 ゴティックメード』の衝撃作者: 永野護…
小森健太朗『探偵小説の様相論理学』 評者:蔓葉信博 ※諸事情あり、クロスレビューではありません。ご了承ください。 本書は『探偵小説の論理学』の姉妹編にあたるが、この本から小森の探偵小説論について読み進めてもらっても基本的に問題はない。『探偵小…
野尻抱介『南極点のピアピア動画』 評者:蔓葉信博 ニコニコ動画とどこか響きの似た「ピアピア動画」というタイトルや、表紙に初音ミクと思しきイラスト。こうしたものが、どこか不真面目でオタクっぽい雰囲気をまとっているように思える本書だが、実はSF…
石野晶『生者の行進』 評者:蔓葉信博 石野晶『生者の行進』が刊行されたとき、そのなかにはさまれていた投げ込みチラシには次のような紹介文が添えられていた。「SFでも、本格ミステリでも、ハードボイルドでもたぶんない新しいハヤカワ文庫JA」。そし…
評者:蔓葉信博 飯田一史『ベストセラー・ライトノベルのしくみ』では、Amazonランキング一位を獲得したライトノベルについて論じられている。その考察の枠組みとして「ライトノベルの三層構造」や「成功要因」などが用いられており、評者は他のジャンルに同…
山形石雄『六花の勇者2』 評者:蔓葉信博 『六花の勇者 2』の話をする前に、まず前の巻である『六花の勇者』のあらすじを紹介しておこう。ミステリ的趣向には配慮しているので、ご安心されたい。 剣と魔法が力を持つ世界、人々は魔神と、凶魔と呼ばれる魔…
飯田一史『ベストセラー・ライトノベルのしくみ』評者:蔓葉信博 このブログをブックマークしてこのレビューを読むようなあなたなら、本書は必読といっていい。これまで当研究会は、「時代の鏡」として読まれるべき作品を論じてきた。たとえば、舞城王太郎『…