限界研blog

限界研の活動や記事を掲載します。

2012-01-01から1年間の記事一覧

「ミステリマガジン 2013年2月号」のライトノベル評に『六花の勇者3』の書評掲載【評者:蔓葉信博】

限界研の蔓葉信博が最新号の『ミステリマガジン』に山形石雄さん『六花の勇者3』の書評を書いております。ミステリマガジン 2013年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/12/25メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (…

にょんもりとした読後感――古市憲寿『僕たちの前途』(講談社)【評者:海老原豊】

僕たちの前途作者: 古市憲寿出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/11/22メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 44回この商品を含むブログ (18件) を見る若手社会学者の古市憲寿の最新刊は起業(家)について。といっても、起業ときいてまっさきに連想されるよ…

neoneo webに「映画のデジタル化について――『サイド・バイ・サイド』から考える」を寄稿【評者:渡邉大輔】

限界研の渡邉大輔がneoneo webに「映画のデジタル化について――『サイド・バイ・サイド』から考える」を寄稿しました。 neoneo webは、日本で唯一のドキュメンタリー雑誌『neoneo』の公式サイトです。映画、写真、アート、演劇、テレビなど、ドキュメンタリー…

渡邉大輔の初となる単著『イメージの進行形』(人文書院)が発売されます!!

限界研の渡邉大輔の手による、初の単著『イメージの進行形――ソーシャル時代の映画と映像文化』を人文書院から刊行されます。 イメージの進行形: ソーシャル時代の映画と映像文化作者: 渡邉大輔出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2012/12/26メディア: 単行本…

『クイック・ジャパン』に『ゲート(外伝)』の書評掲載【評者:飯田一史】

限界研の飯田一史が最新号の『クイック・ジャパン』に柳内たくみ『ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 外伝南海漂流編』の紹介を書きました。クイック・ジャパン 105作者: ゴールデンボンバー,有安杏果,立川談春,今田耕司,古市憲寿,朝井リョウ,是枝裕和,大…

「本格ミステリー・ワールド2013」にて各種座談会・レビュー掲載

今月18日に発売される「本格ミステリー・ワールド2013」にて限界研会員が各種座談会に参加し、複数小論を寄稿しております。 座談会については多数の参加のため、リスト形式でご紹介します。 読者に勧める黄金の本格ミステリー 小森健太朗×つずみ綾×二階堂黎…

宮内悠介『盤上の夜』【評者:蔓葉信博】

先だって、月村了衛『機龍警察 自爆条項』とともに日本SF大賞を受賞した『盤上の夜』。だが、本書はミステリとして読んでも十分面白い作品なのだ。 しばしばミステリではない作品を「ミステリとして読む」ということは、評者のひいき倒しになってしまう。…

宮内悠介『盤上の夜』【評者:海老原豊】

本書は、第一回創元SF短編賞で山田正紀賞を受賞した表題作「盤上の夜」と、それに続く形で書かれたボードゲーム(将棋、囲碁、麻雀、チェッカー)を扱った短編からなる。「盤上の夜」は四肢を喪失した女性棋士・灰原由宇が、碁盤を自分の感覚器官の(比喩…

濱野のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください!

飯田一史は「濱野のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください!」と題して、読書好きのためのニュースサイト「本が好き!」に寄稿しています。

濱野さん、それはよくある話です!

前田敦子はキリストを超えた: 〈宗教〉としてのAKB48 (ちくま新書)作者: 濱野智史出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/12/07メディア: 新書購入: 9人 クリック: 3,364回この商品を含むブログ (47件) を見る 『アークテクチャの生態系』でニコニコ動画の特…

前田敦子がキリストを超えたのか徹底検証

ちまたで話題の濱野智史『前田敦子はキリストを超えた』(ちくま新書)を、限界研の海老原豊と飯田一史がレビュー。前田敦子のキリスト超えを検証します。

読書好きニュースサイト「本が好き!」に飯田一史寄稿

限界研の飯田一史が読書好きのためのニュースサイト「本が好き!」に寄稿しています。 とりあげているのは『捧げる 灰野敬二の世界』。捧げる ---灰野敬二の世界作者: 灰野敬二出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/11/20メディア: 単行本購入: 2人 ク…

津田大介『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)【評者:海老原豊】

ウェブで政治を動かす! (朝日新書)作者: 津田大介出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2012/11/13メディア: Kindle版購入: 4人 クリック: 56回この商品を含むブログ (28件) を見る 日本におけるツイッター普及の立役者ジャーナリスト津田大介が、ツイッタ…

Jコレ読破8 田中啓文『忘却の船に流れは光』

忘却の船に流れは光 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 田中啓文出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/07メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (25件) を見るそこは零落した科学技術と合理精神が宗教に代替された世界。世界の縁は…

岡崎京子原作・蜷川実花監督作『ヘルタースケルター』【評者:中里昌平】

「岡崎京子はまだ、死んでない」 岡崎京子原作・蜷川実花監督作『ヘルタースケルター』 評者:中里昌平 あたしは絶対しあわせになってやるじゃなかったらみんな一蓮托生で地獄行きよちくしょう さもなくば犬のようにくたばってやる (岡崎京子『ヘルタースケ…

限界研の飯田一史がNHK総合「MAG・ネット」に出演

限界研の飯田一史がNHK総合「MAG・ネット」に出演します。 MAG・ネット 〜マンガ・アニメ・ゲームのゲンバ〜 NHK総合テレビ(金曜日24時55分から) 12月7日(金) 12月号 今月のテーマは「中2病」「暴走する戦国キャラ」です! MAG・ネット公…

デモ/蜂起の新たな時代 【笠井潔】

デモ/蜂起の新たな時代 笠井 潔1 制度的アイデンティティの危機 チュニジアのジャスミン革命やムバラク政権を倒したエジプト革命、アメリカの「オキュパイ・ウォールストリート」、ギリシアやスペインの反貧困運動をはじめ、2010年末から11年にかけ…

「全開レビュー」「名作新作クロスレビュー」の休止のご案内

さて、大変残念なことですが、好評をいただいていた「全開レビュー」「名作新作クロスレビュー」を当会の都合のため、一時休止することとなりました。「全開レビューEX」はこのまま継続してまいりますので、変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。

「ミステリの批評がこんなに楽しいわけがない」イベント映像のご案内

対話型トークイベント「Biri-Bire酒場」にて、『21世紀探偵小説』刊行記念イベントとして10月9日に開催した限界研の「ミステリの批評がこんなに楽しいわけがない」のトークイベント映像が、下記アドレスにて公開されています。無料版と有料版の二種類があり…

早川Jコレクション読破への道 7 小林泰三『海を見る人』

早川書房のJコレクション、全部で何冊あるんだっけ…。ともかく! ちびりちびりと紹介していきます。 海を見る人 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)作者: 小林泰三出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2002/05メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 120回この…

ダンカン・ワッツ『偶然の科学』(早川書房)【評者:海老原豊】

友達の友達の友達の友達の友達の友達ってだれ偶然の科学作者: ダンカン・ワッツ,Duncan J. Watts,青木創出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/01/25メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 63回この商品を含むブログ (35件) を見る友達の友達の友達の友達の…

『S-Fマガジン』2013年1月号 にレポートとガイドを掲載

「日本SF作家クラブ創立50周年記念特集」に限界研メンバー、海老原豊、岡和田晃、藤田直哉が執筆しています。S-Fマガジン 2013年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/11/24メディア: 雑誌購入: 3人 クリック: 51回この商品を含むブログ (…

「ミステリマガジン 特集:ミステリが読みたい!2013年版」にて執筆担当

会員の蔓葉信博が「ミステリマガジン 特集:ミステリが読みたい!2013年版」の国内篇本格総括欄を執筆しました。ミステリマガジン 2013年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/11/24メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブ…

「東西ミステリーベスト100」に寄稿

「東西ミステリーベスト100」に会員の蔓葉信博がライトノベルコラムを書きました。週刊文春臨時増刊 東西ミステリー ベスト100 2013年 1/4号 [雑誌]出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/11/21メディア: 雑誌購入: 7人 クリック: 145回この商品を含むブロ…

Jコレ読破6 八杉将司のSF小説『Delivery』 

これまでのあらすじ★ 日本のゼロ年代SFを牽引してきた早川書房のJコレクション。その読破への道を歩み始めた一人の男がいた。彼の道のりは、険しく長い…… Delivery (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)作者: 八杉将司出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/…

暴力はコミュニケーションの中に――『アウトレイジ ビヨンド』と『危険なメソッド』

藤田直哉※『アウトレイジ ビヨンド』と『危険なメソッド』の内容と結末に触れています。 暴力を“観せる”のが得意な、北野武と、デヴィッド・クローネンバーグという二人の監督がいる。彼らの最新作『アウトレイジ ビヨンド』と『危険なメソッド』は、偶然な…

藤田直哉「謎のリアリティ ミステリとキャラノベ」(『ジャーロ』2012年秋号)

『ジャーロ』限界研連載評論「謎のリアリティ」に藤田直哉が寄稿しました!! 藤田直哉「謎のリアリティ ミステリとキャラノベ」(『ジャーロ』2012年秋号) [rakuten:hmvjapan:12006587:detail] 詳しくはジャーロ | 電子書籍 | 光文社光文社オフィシャルH…

『海老原豊評論集』より演劇論まえがき

これまでのあらすじ☆ 第15回 文学フリマに出店します!! http://bunfree.net/ 日時 11月18日(日) 11:00〜17:00 場所 東京流通センター ブース 限界研 (エ-32) 新刊『genkai vol.2』は『渡邉大輔評論集』と『海老原豊評論集』の2本立て。 [[『海老原豊…

『ユリイカ 2012年12月臨時増刊号』総特集†永野護 『ファイブスター物語』の普遍、『花の詩女 ゴティックメード』の衝撃

『ユリイカ 2012年12月臨時増刊号』 総特集†永野護 『ファイブスター物語』の普遍、『花の詩女 ゴティックメード』の衝撃ユリイカ2012年12月臨時増刊号 総特集=永野護 『ファイブスター物語』の普遍、『花の詩女 ゴティックメード』の衝撃作者: 永野護…

同人評論集『渡邉大輔文芸論集』(辻村深月氏インタビュー収録!)販売

渡邉大輔です。 今週末の11月18日(日)に、東京流通センターで開催される第15回文学フリマ(11時〜17時)に、サークルで参加します。 公式サイトはこちら⇒文学フリマ | 小説・評論・詩歌 etc.の同人/商業作品展示即売イベント ブースは、「エ‐32」です。…