限界研blog

限界研の活動や記事を掲載します。

藤井

限界研読書会――藤田直哉『ゲームが教える世界の論点』

文責:藤井義允限界研では、毎月一度、批評家たちが集い読書会が行われている。ゲームが教える世界の論点 (集英社新書)作者:藤田 直哉集英社Amazon今回は限界研のメンバーでもある藤田直哉の書いた新書『ゲームが教える世界の論点』(集英社新書)を著者本人…

3月24日、本屋B&Bにて柴田勝家さん、草野原々さんをお招きしトークイベント開催決定!

3月24日、本屋B&Bにて作家の柴田勝家さん、SF作家の草野原々さんをお招きし、『プレイヤーはどこへ行くのか』刊行記念トークイベントを開催いたします。限界研からは藤井義允、宮本道人が登壇。ビールやドリンク片手に楽しめるイベントですので、どうぞご来…

『小説トリッパー』、『ジャーロ』最新号に藤井義允が寄稿

限界研メンバーの藤井義允が「小説トリッパー 二〇一八年冬季号」、またミステリ雑誌「ジャーロ No66」に評論を寄稿しています。小説トリッパーは「渦に飲まれる『私』たちーー中村文則論」というタイトルで、中村文則について、最新作『その先の道に消える…

『ユリイカ 特集*森博嗣』

限界研メンバーが『ユリイカ 特集*森博嗣』に寄稿しています。ユリイカ 2014年11月号 特集=森 博嗣 -『すべてがFになる』『スカイ・クロラ』から『MORI LOG ACADEMY』まで・・・クラフトマンの機知作者: 森博嗣,清涼院流水,杉江松恋,荻尾望都出版社/メーカ…

『ジャーロ』限界研リレー評論「謎のリアリティ」に藤井義允が寄稿

限界研の藤井義允が光文社のミステリ専門誌『ジャーロ』(2014年SPRING, 3/15発売)の「謎のリアリティ」に寄稿しました。ジャーロ NO.50 春号 (光文社ブックス 112)作者: ジャーロ編集部出版社/メーカー: 光文社発売日: 2014/03/15メディア: ムックこの商品…

伊藤計劃を読むためのn冊 その5 コリイ・ドクトロウ『リトル・ブラザー』

トークイベント「なぜ大学生はSFに惹かれるのか? 〜限界研×山田正紀×大学読書人大賞元推薦者〜」支援企画として、「伊藤計劃を読むためのn冊」(『Genkai vol.3』収録)再掲していきます。 ★コリイ・ドクトロウ『リトル・ブラザー』リトル・ブラザー作者: …

「ぼくたちのかんがえた伊藤計劃以後」2013年9月1日@青山ブックセンター (1/3)

9月1日に、渋谷の青山ブックセンターで、限界研の新刊『ポストヒューマニティーズ』刊行記念トークイベントが開催された。全3回のイベントレポートを掲載する。(文責、海老原豊) 司会は飯田一史、ゲストに大森望、20代論客としてシノハラユウキと藤井義允…

「神への崇敬でも、同胞愛でもない、新しい言葉――<人間ではないもの>との共存に向けて」長谷敏司×藤田直哉

『BEATLESS』(角川書店)、『虚構内存在』(作品社)刊行記念 「神への崇敬でも、同胞愛でもない、新しい言葉――<人間ではないもの>との共存に向けて」 長谷敏司×藤田直哉 トークイベントレポート 先日、2013年4月30日(火)に池袋ジュンク堂にて、SF作…

「愛」じゃなくて「愛についての感じ」海猫沢めろん試論 第三回【評者:藤井義允】

「愛」じゃなくて「愛についての感じ」 ――海猫沢めろん試論―― 評者:藤井義允 第三回 ●問題提起確認 さて長くなったが今回でいよいよ海猫沢めろんが描く物語とはどのようなものか結論づけていきたいと思う。前回までは、海猫沢めろんの諸作品から愛について…

「愛」じゃなくて「愛についての感じ」海猫沢めろん試論 第二回【評者:藤井義允】

「愛」じゃなくて「愛についての感じ」 ――海猫沢めろん試論―― 評者:藤井義允 第二回 ●問題提起確認 前回では海猫沢めろん『左巻キ式ラストリゾート』から一つの問題提起を示した。それは、イメージやキャラクターといった理想や想像を愛する者は一体その何…

「愛」じゃなくて「愛についての感じ」海猫沢めろん試論 第一回【評者:藤井義允】

「愛」じゃなくて「愛についての感じ」 ――海猫沢めろん試論―― 評者:藤井義允 第一回●はじめに 五月某日。朝日カルチャーセンターで開催された、海猫沢めろんと詩人・穂村弘のチャリティーを兼ねた講演会「愛についての感じ、ください」を聴講しに行った時の…