来る12月15日、限界研は『プレイヤーはどこへ行くのか――デジタルゲームへの批評的接近』と題したゲーム論集を刊行いたします。
デジタルゲームというメディア固有の体験は我々の世界観をどのように変えるものなのか。
物語や表現を分析する従来の批評の枠組みだけでは、ゲームとは何かを論じることは容易ではない。
インタラクティブ性に代表されるゲームの特質を解読するため、これまでにない視点を開拓した新時代の評論集。
- 作者: 限界研,竹本竜都,宮本道人,北川瞳,草野原々,小森健太朗,蔓葉信博,冨塚亮平,西貝怜,藤井義允,藤田祥平,藤田直哉
- 出版社/メーカー: 南雲堂
- 発売日: 2018/12/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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目次
はじめに ゲームと現在/竹本竜都
第一部 ゲームとシステム
壁でできた世界―「死にゲー」からみるデジタルゲームの難易度論/竹本竜都
バトル・ロイヤル形式が抱えているルール上の問題点とその解決法について/藤田祥平
自律する〈増分〉と〈育成〉のゲーム―放置ゲーム論/北川瞳
反転する原作―ゲーム化論/藤井義允
「ゲームとシステム」を考えるための更なるキーワード
第二部 ゲームと身体
リアリティ・ミルフィーユに遍在するVTuberたち―複数キャラクター同時プレイ論/宮本道人
21世紀版「もの」への問い―「艦これ」と「FGO」を通して/小森健太朗
デジタルゲームのむなしさと人生のむなしさ/草野原々
記憶に触れること―『PRY』とタッチスクリーンの詩学/冨塚亮平
「ゲームと身体」を考えるための更なるキーワード